
〔踏切所在地〕:岐阜県多治見市白山町1丁目
〔踏切種別〕:第1種踏切(自動車通行可)
JR多治見駅に近接している第1種踏切です。

350メートルほど東京方にある豊岡架道橋の道幅が狭く自動車の行き来に難儀し、朝の一部時間帯は一方通行になるため通行料は多いものの、駅に近いことから特に中津川方面行き列車が通るときは遮断時間が延びがちとなります。

そんな長時間遮断を嫌う歩行者さんは少し離れた場所にある跨線橋を通れば待ち時間は軽減されますが、それも平成21(2009)年に完成した新しい多治見駅舎に南北の自由通路ができたため、踏切待ちや跨線橋横断をするくらいなら駅へ直接行ってしまったほうが便利ということで跨線橋の利用者も減少傾向のようです。

名称は「岐阜街道踏切」と言います。当踏切と交差する道路とはあまり関係がなさそうで、周囲を見渡してもそれっぽい道路はありませんが、どこかの大きな街道をその昔に岐阜街道と呼んでいて、そこへ至る道路に接続している道路が交差しているから名付けられたとみられます。
※同じ「岐阜街道踏切」を名乗る踏切は愛知県一宮市の東海道線にもありますが(未訪問・未取材)、当踏切が交差している道路とはあまり関係がない模様です

付帯設備に当踏切の東京起点の距離程が記載されています。JR東海の踏切通算番号は1111のようです。

↑多治見・名古屋方の線路です。画像右の線路は多治見駅からの側線です。

↑こちらは土岐市・塩尻・東京方の線路です。多治見駅構内からの側線はこの先にある隣の第7明治街道踏切の直前まであります。同駅構内の貨物列車の入れ替えを行う際に使用されるようです。

当踏切を通過する名古屋行普通列車です。

踏切の傍らには通行を遮断するロープの巻だめ器具が備わっていました。
〔アクセス〕JR多治見駅から徒歩4分
〔訪問調査日〕2022年3月17日

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