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〔踏切名称〕:鳧舞本桐線踏切(KC)
〔所在区間〕:JR日高線 本桐荻伏
〔地点距離程〕:苫小牧起点 113k147m
〔管理事業者〕:北海道旅客鉄道
〔踏切所在地〕:北海道日高郡新ひだか町三石本桐
〔交差道路〕:北海道道234号・美河三石停車場線
〔踏切種別〕:第1種踏切(自動車通行可)
※2021年3月31日で当該区間の路線廃止により閉鎖・撤去予定

 新ひだか町の三石本桐地区にある第1種踏切です。
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 本桐地区の中心にあるだけのことはあり、交通量は多めで、踏切検分をしていたところ、パトロール中の警察車両が通ったほどです。決してヤマシイことはしていないので堂々とやり過ごしたのは言うまでもありません。
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 踏切名称は「鳧舞(けりまい)本桐線踏切」。当踏切を交差する道路(道道234号・三河三石停車場線)は本桐エリアを経ながら鳧舞川とほぼ並行して山間部方向へ至っていて、鳧舞本桐線とはこの道路の事を指しているとみられます。
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 当踏切は本桐駅構内にあるタテツケになっています。そんな当踏切の踏切端子収容ボックスに記載されている記号を見て驚きました。そのものズバリ!・・・
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 「KC」です。「〇×KC」ではなく堂々と「KC」を名乗っています。「男の中の男」的に言えば「KCの中のKC」、まさにKing of KCと言っても過言ではなく、AKB48的に言えばセンターポジション(指原さんやまゆゆ、大島優子さん、篠田麻里子さん)のようなもので、そういわれると当踏切に崇高な光が差し込んでいるように見えなくもありません。踏切マニアの中でもこの踏切端子ボックス記載の記号を楽しみに見て回っている諸兄は少数派でしょうけど、この記号は見る価値があります。

 なお、当踏切ブログでよく出てくるこの「KC」や「XC」といった記号ですが、日本工業規格(JIS)の定めによる「鉄道信号用文字記号」によれば以下の意味があるんだそうです。
K:表示灯・表示器
C:器具箱
X:踏切警報機用
 その論理で当踏切のKCに着目をすると、表示灯器具箱ということができますが、これ正しいのでしょうか?!(教えて、中の人!!!)
※King of KCやセンターポジションの比喩は冗談ですので真に受けないでね
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 ↑荻伏・様似方、下り方向の線路です。この先、いくつかの橋梁を越えた後、鳧舞和寒別踏切に至ります。
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 ↑本桐、苫小牧方、上り方向の線路です。この先、転轍機があり1面2線の本桐駅に至ります。
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 交通量の多さが踏切の設備の良さを示しているようです。当踏切の踏切板はゴム製になっています。


〔アクセス〕JR本桐駅跡から徒歩約5分
〔訪問調査日〕2020年12月12日