
〔踏切所在地〕:北海道室蘭市御崎町
〔踏切種別〕:第1種踏切(自動車通行可)
ここも地元企業門へのアクセス路のために設けられたような第1種踏切です。

幹線道路に面しているため、踏切遮断時は開放待ちの自動車がこの道路の通行を支障してしまうこともありそうです。

当踏切の名称は「製鉄原料前踏切」と言います。ここでいう「製鉄原料」とはこれのことです↓

東京都千代田区に本社を置く株式会社テツゲンの室蘭支店です。
この会社様の公式サイトによれば、室蘭地区で事業を開始されたのが昭和23(1948)年7月とあり、この時の社名は「製鉄原料輸送株式会社」と言ったんだそうで、当踏切設置時の企業名が由来であったようです。ということはこの「テツゲン」という社名は「製鉄原料」を縮めた言い回しが由来ということなのでしょうか。
※余談ですが株式会社テツゲン様も社会人野球・日本製鉄室蘭シャークスへ選手を送り出しています。
※当サイトはJR北海道硬式野球クラブと北海道の社会人野球を勝手に応援しています

非常ボタン取扱注意札看板です。当踏切と御崎駅は0k632m離れていますが、看板には「御崎駅構内」とあります。

踏切端子盤収容箱には「セKC」と記されていますが、ちょっと独特なフォントです。

踏切内部の様子です。訪問した時、下り線のゴム敷が剥がれて行方不明になっていました。列車や自動車の通行に支障をきたすものではないとはいえ、ちょっとこれは・・・。

↑輪西・東室蘭方、上り方向の線路です。

↑こちらは御崎・室蘭方、下り方向の線路です。632メートル進んだ先に御崎駅があります。

当踏切から程近い企業敷地内にS-205号蒸気機関車が静態保存されているのが公道上から見える位置にあります。

株式会社テツゲンさんの敷地で使われていた機関車のようです。
〔アクセス〕JR御崎駅から徒歩8分、道南バス・鉄原前バス停から徒歩1分
〔訪問調査日〕2021年9月18日

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