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　室蘭の港湾地区への行き来に用いられる第1種踏切です。

　訪問日は週末であったため静かでしたが、平日だと業務用の自動車が多数行き来してそうな雰囲気です。

　当踏切の名称は「栗林前踏切」。「栗林」とは室蘭が誇る地元企業・株式会社栗林商会様のことです。

　踏切の海側には少々朽ち果て気味ではありますがコンクリート製の門柱があり、そこに輝く「株式会社栗林商会本輪西事業所」の看板。これこそ当踏切の由来となっている企業・栗林商会様のものです。

　同社は室蘭市入江に本社事業所を構える企業様で、社会人野球チーム・日本製鉄室蘭シャークスにも選手やコーチを輩出していることで知られています。といっても日本製鉄の関連会社というわけではないようで、日本製鉄との関係性はあくまでも取引先という立ち位置のようですが、室蘭経済といえば日本製鉄と栗林商会といっても過言ではなく、当踏切はそれを支えていると思うと見方が変わってきます。
※当サイトはJR北海道硬式野球クラブと北海道の社会人野球を勝手に応援しています

　↑「非常ボタン取扱注意札看板」です。

　踏切端子盤収容箱には「栗林前KC」と記載があります↑

　踏切内部の様子です。赤が目立つ部分が室蘭線の本線部分上下線で、それ以外の線路は本輪西駅の側線と室蘭外港臨港線へ繋がる線路です。

　前述の門柱はこのように配置されています。

　この先はこのように企業の敷地っぽい看板がチラホラ。。。長居は無用ですな。

　↑崎守・陣屋町・岩見沢方、下り方向の線路です。

　↑こちらは本輪西・岩見沢方、下り方向の線路です。

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〔アクセス〕JR本輪西駅から徒歩4分、道南バス・本輪西駅前バス停から徒歩3分
〔訪問調査日〕2024年5月4日

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