知来乙駅の横にあった第1種踏切です。
防風雪林がなくすっきりとした線路回りの立地です。6月初旬訪問段階で既に踏切警標(上部の×印)や警報器が撤去され、なぜか踏切名称と距離程を記した黄色い看板が外されています(盗難か?)。
踏切名称は「厚田岩見沢線踏切」といいます。この踏切に掛かる道路は道道11号(月形厚田線)といいますが、かつては「準地方費道9号(厚田岩見沢停車場線)」を名乗っていて、この名称が当踏切へそのまま落とし込まれたとみられます。費道9号は1954年(昭和29)年3月に廃止され、石狩市厚田付近から月形へ至る道路は道道22号として分離独立して現在に至っています。
↑こちらは桑園・月ヶ岡方の上り方向の線路です。
↑こちらは知来乙・新十津川方の下り方向の線路です。駅周囲には住宅があり、その先にも集落があって生活の息吹があります。
〔アクセス〕JR知来乙駅跡のすぐ脇。札沼線代替バス(石狩当別~石狩月形線)・林間住宅前駅バス停から徒歩10分。
〔訪問調査日〕2020年6月8日
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