yamanone_1
〔踏切名称〕:山の根踏切
〔所在区間:1〕:JR横須賀線 逗子東逗子
〔地点距離程:1〕:大船起点 8k799m
〔所在区間:2〕:J-TREC専用線 逗子・神武寺間
〔地点距離程:2〕:逗子起点 0k399m付近
〔管理事業者〕:東日本旅客鉄道、日本貨物鉄道
〔踏切所在地〕:神奈川県逗子市山の根二丁目
〔踏切種別〕:第4種踏切(自動車通行不可)
※2021年8月20日未明に踏切廃止となりました

 <現役時代の様子>2020年12月訪問 
 列車通過回数が多い場所にある第4種踏切でした。
yamanone_12
 住宅地にある生活通路として住民に親しまれていて、山の根地区の皆さんが京急逗子・葉山駅へのショートカットとして重宝がられている踏切でしたが、鉄道事業者(JR)的には撤去したい気満々な雰囲気に満ち溢れていました。
yamanone_3
 正式な踏切が公然と設置されていたものの、できればここを通らないでほしいという気持ちがにじみ出た看板が掲出されていました。
yamanone_5
 営業線としては複線となっていて、横須賀線的には逗子駅を境に運転本数が減るものの、運転本数は多い区間にあるため、危険と隣り合わせと言っても過言ではない様子でした。
yamanone_7
 神奈川県道205号(金沢逗子線)側から複線の線路2本を横断したところで、このような注意喚起看板とポールが設置されています。このポールを境に横須賀線の本線線路と車両基地線路が分かれています。
yamanone_6
 こちらは本線ではありませんが、出庫・入庫の列車は行き来するので、こちらの横断も気を抜けません。
yamanone_11
 踏切名称は「山の根踏切」。当踏切がある場所の地名から採られていました。
yamanone_2
 大船起点で24番目の踏切と言うことを示していました。
yamanone_8
 ↑東逗子・久里浜方と神武寺方、下り方面の線路です。画像左側の線路は逗子駅から京急神武寺駅を経て金沢八景付近にある総合車両製作所横浜作業所へ至る線路です。
yamanone_9
 ↑こちらは上りの逗子・大船方の線路です。
yamanone_10
 こちらは踏切から見た車両基地の様子です。
yamanone_13
 当踏切に設置された株式会社保安サプライ社製ストップサイン裏面貼付のステッカーです。型式は「JR-E300-HS」で、ロットナンバーは00146となっていました。

 <踏切除却後の様子>2021年8月20日訪問 
20200820_yamanone_4
 取材をした当日の未明(正確には午前1時)に当踏切は供用を終了し、廃止されました。設置されているのに利用するなと言わんばかりの物々しい雰囲気だった黄色と黒の踏切用安全柵や「とまれみよ」の標識、踏切警標などは撤去され、踏切が廃止されたことを記した立て看板と工事現場などでお馴染みのフェンスが掲げられています。道路標識は鉄道事業者(JR東日本)の管轄ではないのでしょう。当踏切の撤去作業ではそのままになっていました。
20200820_yamanone_1
 当踏切の新逗子駅側です。こちらもきれいに踏切関係の設備が撤去され、工事現場向けのフェンスが設置されています。
20200820_yamanone_3
 踏切除却を記した立て看板です。
20200820_yamanone_2
 踏切廃止から17時間が経過した踏切の内部の様子です。画像の手前側は車両基地の線路です。その手前側の線路には踏切板が既に撤去されています。これ、供用時はアスファルト敷きがあって踏切横断に困らないようになっていましたよねぇ。

 ↑2021年撮影のgoogleマップを見る限り、やはり転轍機部分にもアスファルト敷きの踏切板が確認できます。
20200820_yamanone_6
 ところで当踏切の近隣にはこんな幟が、、、これって踏切廃止反対の皆さんが掲げているのでしょうかねぇ。


〔アクセス〕JR逗子駅西口から徒歩7分
〔訪問調査日〕2020年12月27日